現場での測量が終わったからと言って,事務所に戻ってすぐに図面が出来る訳ではありません。観測してきたデータというのは点のデータでしか無い為、測量CADを使い1点1点線で繋いでいく事によって図化していきます。
官公庁との道路の境界線をはっきりさせる為に、色々な資料(近傍の境界確定した図面等)を復元し、検討図という図面を作成し打ち合わせます。
都内でも場所によっては、大正12年の関東大震災後の復興事業として、区画整理事業を行った時の図面である震災復興図や、第二次世界大戦の東京大空襲の戦災を受けた都市の復興事業として、東京都が土地区画整理事業を行ったときの戦災復興図という図面を参考にしながら、境界を検証します。